ファシズムの足音が聞こえはじめている今、それに抗う一人の人間の声だけが路上で響きわたっている。今年の4月、「れいわ新選組」という新グループを立ち上げた山本太郎の声である。7月の参議院選挙に向けた彼の闘い方は、情熱(権力への怒り)と怜悧な戦略が組み合わさったユニークなものであり、他の追随を許さないという点で「山本太郎の流儀」と形容するしかないものであった。そしてその闘いは、生活に喘ぎ、絶望に慣れ親しんできた人びとのこころに希望の火を点火ししつある。以下、私が気付いた範囲で、その流儀の幾つかを挙げておこう。

◾️一人からの出発 「れいわ新選組」の旗揚げ
◾️候補者公募と資金調達方法
◾️緊急政策 消費税の争点化
◾️プチベーシックインカムの提起
◾️候補者選定 当事者主義
◾️選挙戦術 特別枠の活用と山本第三位枠
◾街頭記者会見とアジテーションの手法
◾️センスオブヒューマー
◾️次期衆院選戦略 野党連合政権構想と消費税5%のハードル設定
◾️単独布陣の戦略 100人の立候補者擁立と20億円の資金調達
◾️全国キャラバンと現場主義 ウナロード
◾️党ならざる党構想(?)

10/24 2019