安冨歩氏のれいわ組織論に触発されながら、れいわ支持者である研究猫とも氏がnote上に『れいわ新選組の政党組織についての提言』(11/26)と、その補足『提言の経緯と補足』(12/1)を発表している。この前のポスト『安冨歩氏の組織論と推測訂正』で、この提言に簡単に触れ、結論として、趣旨はわかるし共感もできるが、基本的に安冨氏の「カオス論」支持に傾くと書いた。これを書いた段階では『提言の経緯と補足』を読んでいなかったので、改めて読んでみて、研究猫とも氏(以下研究猫さんと呼ばせていただく)と安冨氏の違いがほとんどないことが分かったので、研究猫さんに対する私のコメントは訂正しておきたい。
研究猫さんと安冨氏のれいわ組織観がほとんど違わないというのは、研究猫さんが『提言の経緯と補足』の結論部分で以下のように書いているからである。
「我々支持者が本当の意味で好きなように動けるようにするため、あるいはコミュニケーションの連鎖を活発に引き起こすためにこそ、プラットフォームが必要である、と考えています。なので、目指す方向性としてはそんなに違いはないのかなと思います。….れいわがプラットフォーム作らないなら、黒幕連が『勝手に』プラットフォーム作ればいいよね、ってことで落ち着きました。というかもう作ってます。…
ということで、みなさんもどんどん勝手に動きましょう。ポスター貼るも貼らないも自由です。リアルで活動するのもネットで活動するのも自由です。政策提言するのも自由です。
ということで、私たちは勝手に動くということをここに宣言しておきます。『太郎がやらないなら私がやる、れいわがやらないなら我々がやる』精神でいきましょう」
ここで研究猫さんがいう「太郎がやらないなら私がやる、れいわがやらないなら我々がやる」精神は全面的に賛成だし、安冨氏のいう「カオス組織論」とピッタリ重なっている。また『安冨歩氏の組織論と推測訂正』で書いた以下のコメントとほぼ同義だろうと思う。
「要するに『おなじれいわの旗の下にあっても、山本太郎は山本太郎で動き、賛同者はそれぞれ独自に動く』ことがれいわ流の『組織論ならざる組織論』であり、その本質は『中心も境界もない、因果縁起の広がりゆく網の目が展開している』ものだということである」
12/16 2019