れいわ新選組の大西つねき氏の「生命の選別発言」をめぐって、事実経過と私自身がどう考え批判してきたかを明らかにしておきたい。れいわ新選組は14日からの週に総会を開催し大西氏の正式処分を決定する予定だそうだが、その結果をどう判断すべきかの視点の一つとして参考にしていただけばと思う。ことは大西氏個人だけではなくれいわ新選組全体の問題であり、同時にまた他の政党も直面している問題でもある。

簡単な事実経過

(1)7月3日、れいわ前立候補者で党員の大西つねき氏が、『「正しさ依存症とそれを生み出す教育について」』というタイトルのyoutube動画で視聴者の質問に応答する形で「政治が高齢者の生命を選別すべき」と発言し、この動画は7日まで公開されていた(*)。 れいわ立候補予定者で党員である大石あきこ氏をはじめ、7日にこれを知った人たちから直ちに「これは優生思想ではないか」と批判の声があがり、twitter上でも論争となった。

(*) 大西氏の当該動画は既に削除されているが、二次被害の懸念があるものの、証言として残すべきだとの考えを優先し、monbran氏による問題発言部分のみの抄録にリンクを貼っておく

(2)この動きを受け、れいわ新選組山本太郎代表が7日に大西氏と会い、「動画の発言は許されるものではなく党からの除名に値するが、再出発する気持ちがあれば検討する」を主旨とする問いかけを行い、氏が「謝罪した上で、再出発したい」旨答え、謝罪と動画削除を行った。これを踏まえ、同日夜れいわ本部は「大西氏の発言は立党精神に反し、優生思想的なものであり看過できない。しかし氏を除名すれば済む問題ではなく、生命の選別について改めて学び、立ち直るチャンスを与えたい」旨の声明を出した。

(3)しかし、7日の声明は処分するのかどうか曖昧さを残したままだとの党内外からの批判があり、翌8日れいわ本部は、「大西氏をふくめれいわの党員が生命倫理に取り組んでいる方たちから公開レクチャーを受ける。大西氏の処分は党の最高意思決定機関である総会で決める予定」と続報を出した。

(4)れいわ本部の声明、続報はなお処分手続きに曖昧さを払拭しきれていなかった上に、まずなされるべき国民、支持者に対する党としての謝罪が欠落し、かつ大西発言のどこが問題なのかも明らかにしておらず極めて不十分なものであった。その結果、8日以降も大西発言をめぐる批判は広がり続け、野党連合政権構想で協力関係にある共産党の志位、小池両氏もtwitter上で大西発言を「言語道断」と批判した。そしてれいわ支持者の間でも大西批判除名派と、それに反発する大西除名反対派の亀裂が拡大した。

(5)以上の流れを受けて10日、れいわ山本太郎代表が、これまでの経過と今後の対応について二つの声明を再度補足する中継動画を公開し、路上でぶらさがり会見をおこなった。この中継で山本氏ははじめて大西発言について国民と支持者に正式謝罪するとともに、①7日にはじめて大西発言を知ったこと、②大西発言を知った段階から発言が立党精神と真逆である以上党から除名するしかないと考えていたこと、③7日に大西氏に会い、自分としては除名処分を考えていることを伝えた、④氏に公開レクチャーを受けてもらうのは、除名だけ済まし何もしないとすれば、優生思想の持ち主をそのまま野に放つようなもので党として無責任になる、⑤除名処分は自分の考えであり、あくまで来週開催予定の総会で処分が決定されることになり、その後で党員(大西氏を含め18名)全員が公開レクチャーを受け生命倫理について学び直す、などと発言した。

(6)しかし、10日の山本代表の中継動画の前日の9日、作家の山口泉氏が自身のブログで、大西氏が本年4月初旬に実施した沖縄での講演会でも今回と同様の「生命の選別」論を展開していたこと、またこのような信条を持つ大西氏を放置することはれいわ新選組にとって致命傷になりかねず早急に対処すべきことを山本太郎氏に連絡していたこと、しかし現在に至るまで山本氏からの返答はなかったことを明らかにした。実際にも山口氏は大西氏の沖縄講演会における発言が持つ問題を4月23日、雑誌『週刊金曜日』のコラム欄「肯わぬ者からの手紙」において指摘していたのである。また筆者のツイッター上での大西批判に関連して支持者の一人から、自身やれいわ支持の知人たちも山口氏と同様の批判をれいわ本部に送っていたとのメッセージを受け取った。

(7)したがって現段階では、大西発言をめぐるれいわ新選組のこれまでの基本的スタンス、すなわち党は7月3日の大西氏のyoutube動画公開以前に、4月沖縄講演も含めて大西氏に問題があることを知らなかったことに重大な疑義が生じていることになる。知らなかったとすれば党のガバナンスが問われ、知っていたとすれば大西氏の信条を黙認していたことになり党の思想的立場そのものが問われることになる。さらにそれに加え、そもそも大西氏を議員候補者として選抜しその活動をこれまで許容してきた代表山本太郎氏自身の責任も問題になる。なおこのポスト書いている13日現在、山口泉氏が先に公開されたブログ記事の続編『ガス室から人生は「やり直せ」るか?  ──山本太郎氏の党派の理念的自滅の危機〔2〕 大西〝擁護論〟と山本代表「第1声明」前半の検証を中心に』を公開され、さらに引き続き〔3〕を公開される予定とのこと。〔2〕はほぼ完璧に大西発言の問題とその擁護論のダメさを暴いており一読をすすめたい。

以上が簡単な経過であるが、 つぎに大西発言を知った 7日から12日にかけて投稿した私のツイッター上での大西発言批判を時系列に沿って再録する(アカウントはノード的、nodej001)。なお言い間違い、脱落、説明不足の部分は修正、補足した。

私の大西発言批判

7/7日
● この人は以前から怪しげだったが、この発言は許されない。山本太郎氏の主張と180度逆。れいわは大西氏が党員であれば即除名した上で、謝罪と説明責任を負う。そうしなければ政治集団として壊滅するだろう。

● 大石さん、言い訳不可、同感です。優生思想がベースにあるので、たんなる謝罪じゃすまないと思います。れいわとして(党員であれば除名の上)決別宣言すべきです。多くの支持者のために、また選別されるかもしれない人たちのためにガンバってください。

8日
● 大西発言、れいわは、規約では最高機関とされている党員総会を開催した上で氏を除名処分し(衆院選予定候補者であれば公認を取り消し)、それを公表し、公党として国民に謝罪すべき事案。山本太郎氏単独(のように思える)声明は公党として謝罪もなく、あるまじき底レベルであり、撤回すべし!

● 「命の選別が政治家の仕事」などという発言は、謝罪して済むものではない。この優生思想こそナチスが、ユダヤ人をはじめ社会的マイノリティーを選別殺害したドライブであり、その肯定は、民族ヘイトと同様、現実化する危険性を持つ。大西氏は政治家として活動する資格はなく、反省は自ら身を引くこと以外にない。

● れいわは山本太郎氏の個人商店+運動体であり、これまでの政党概念には収まらない。だからといって、身内である大西氏の優生思想肯定発言に甘くていい(処分なし)とか、公党として国民に責任を負わなくていい(謝罪なし)とかにはならず、許されない。こんなことも分からないなら公党の資格はない。

● れいわ支持者の中で、大西発言を直接、間接に擁護する発言がツイッターで流れている。党として優生思想を明確に断罪し、大西氏を処分することでしか、大西氏擁護の声は止められない。れいわが、その広がりが何をもたらすようになるか感じることができず、理解もできないとすれば、党を解散するしかないだろう。

9日
● さすがに大西氏処分について山本太郎氏単独の判断でやらないなどと決めるのは道理に合わず、総会を開催して決定するとの補足声明があった。確かに優生思想は大西氏だけの問題ではないだろう。しかし公開レクチャーの前に、党として全面否定し、国民に謝罪することが先だがそれが欠落してる。

● 開かれた党をめざし、党員は議員とその候補だけ、綱領や規約も不十分で、組織もなく、ボランティアだけに支えられた活動がれいわの実態。これを基本的に肯定したとしても、レイシストや優生主義者たちが入り込んでくることを予想し、それを許さない柵=策を立てる必要がある。だが、現在の太郎商店では困難だろう。

● 7日のれいわ声明でダメなところは、処分問題以外に、「多くの人々の心の中にもあるであろう何かしらかの優生思想的考えに、光が当たったことを今回はチャンスと捉え、アジャストする責任が私たちにはある」としたところ。大西氏が主体的に「光をあてた」のであり、他人事のようなアジャストではなく党として主体的に断罪することがまず問われている。

● これまでれいわを支持し、応援してきた多くの人たちは大西発言に衝撃を受けていると思う。れいわに立党精神があるとすれば、それは大西氏の優生思想の対極に位置していたはず。だからこそ、大西発言問題を曖昧にせず正面から糾弾することによってしか、れいわの立ち位置は回復できないと考えるべきだ。

● 三井さん、お考えは分かります。しかし大西氏が党員でありながら優生思想を肯定する発言をプラットフォームでおこなった事実は残ります。公党としてその大西氏の責任を明確にしないままではれいわは次に進めないと思います。総会での議論に期待します。

● 大西発言を許すべきでないのは、 形式的には、誰でも生きる権利があるというれいわの主張と真逆で党としてありえないからですが、何より内容的に、優生思想が相模原のような事件を生む危険思想だからです。民族ヘイトと同様、許してはならない「悪」だと私は考えます。

● 私はれいわ創立時から支持してきた一人ですが、大西発言をめぐってれいわが二分されるのは、確かに残念な事態です。しかし、れいわに流れ込んでいる一部のレイシズムや優生主義、陰謀論を批判する上で避けられないことだし、大いに議論すべきだと思います

● れいわの熱心な支持者の間で、大石氏がツイッターで大西氏を批判したのはやりすぎで、れいわ内部でやるべきだったという意見が出ています。しかし大西氏はパブリックスペースのyoutube動画で発言しているのであり、大石氏はそれを前提にパブリックに批判し、大西動画の拡散をとめるため時間的にも緊急性があったと考えるべきです。

● 確かに大西氏は白旗は掲げていますが、どこが間違い、なぜ間違ったかはまだ明らかにしていません。だからこそ、まず党として優生思想は許されないとする処分が必要で、その後に、上にあげたことを説明できる本人の真摯な反省を待つべきでしょう。

● 大石さんの発言が正当なものだということ、同感です。支持者の間でも身内をかばおうとする風潮がある中で、党内部から正面きって批判するのは勇気もいりますが、れいわ本来の立場に立っているからだと思います。

● そうだと思います。本来は異例の形であっても山本太郎さんから即座の批判があってもよかったと思います。れいわでは各党員の言動はほぼ自由放任のようですが、超えたらいけない一線はあるはずで、大西発言はそれを超えていましたから。

● れいわ支持者の間で「大西発言はミスであり、誰でもミスを犯すものだから許さないの行き過ぎ」という議論があります。気持ちは分かりますが、優生思想は歴史的に生き延びてきた危険なイデオロギーであり、単なるミスで大西氏が発言したと考えるだけでは解決しません。日常用語のミスと質が異なります。

● 大西発言について補足です。れいわとして大西発言を断罪すべきだと思いますが、大西氏の自己批判は、党や支持者が強要すべきではないと思います。反省は大西氏が主体的に行わない限り意味がないからです。公開レクチャーが自己批判の強要にならないか懸念があり、処分後はあくまで本人に委ねるべきだと思います。

● ナチスの障害者安楽死T4作戦を批判したフォン・ガーレン司教の言葉(1941年) 「貧しい人、病人、非生産的な人、いて当たり前だ。私たちは、他者から生産的であると認められたときだけ生きる権利があるというのか。非生産的な市民を殺してもいいなら…私たちが老いて弱ったとき、私たちもまた殺されるだろう」

● 日本国憲法第12条 「すべて国民は、個人として尊重される」 ボン基本法第1条1項 「人間の尊厳は不可侵である。これを尊重し、保護することはすべての国家権力の義務である」 二つの憲法がいう国民や人間に例外はなく、当然子供も、若い人も、LGBTの人も、老人も、障がい者も含まれる。

10日
● 大西発言に対するれいわの対応に、荻上チキさんも、強要以外にも問題があると指摘。 https://tbsradio.jp/499198

● れいわはまず、大西発言のどこが、なぜ批判されるべきなのか、優生思想とは何かを明らかにする声明を出さなければ、一部支持者の大西擁護(あれは優生思想じゃない、切り取りだ、仲間内の批判はおかしいなどなど)が放置されたままになり、党の信頼が失墜する。公党のガバナンスが問われる深刻な事態。

● 共産党の志位さん、小池さんの「大西発言言語道断」発言は、将来の連合政権のパートナーに対し、批判すべきは批判し、今回の問題を克服してほしいという態度表明ととらえるべき。沈黙するのはパートナーとして取るべき態度ではなく、また共産党も優生思想に加担したとみなされうる。党としてそれは許容できないのは当然だろう。

● れいわ、ようやく大西発言の党としての謝罪、大西処分(除籍)予定と総会手続き、今後の対策、などについて山本太郎代表の声明と会見があった。ただし、除籍して大西氏と関係を絶つだけでは被害が広がるので公開レクチャーを、という方法には議論があるだろう。

【動画生中継リアルタイム字幕入れ UDトークVer.】大西つねき氏について れいわ新選組 代表 山本太郎 2020年7月10日
UDトーク(音声文字化機能)を用いて、オペレーターが補正をしながら字幕をお出ししています。最善を尽くしておりますが、若干の誤字脱字はご了承ください。 https://udtalk.jp/ チャンネル登録をお願いします! https://www.youtube.com/channel/UCgIIlSmbGB5Tn9…
youtube.com

● 本日の山本太郎の声明で、大西氏が問題のビデオを流したのを知った当日の夜(7日)、直接大西氏と会い「選別発言はれいわとして到底許容できない、除籍処分を検討」と伝えた点は妥当だし、当然だろう。謝罪、撤回でやり直しも選択肢としてあげたらしいが、これは処分を前提にしたものとのこと。

● れいわが公党としてけじめをつけられるかどうかまだ分からないが、優生思想を批判した上で大西発言を党として謝罪すること、大西氏を厳正処分すること、党として生命倫理について学び直すことなどが明言されたので、これらが実行されないなら党を解散すべきだと考えていた者として支持を継続したい。

● 山本氏は声明で、れいわのプラットホームを自分の政治目的のために利用するだけの人間も集まってくることに注意する必要があると発言した。大西氏は、自分の選別思想がれいわの基本方針と180度逆であることを十分に知っていながらあえて発言したはずであり、彼もこの範疇の人間だったということだろう。

● 組織なき党、中央集権主義の否定、各人一党的活動の許容というれいわの自由なスタイルが、党是に反してもそれを利用するだけの人間を生み出したとすれば、党のガバナンスで大きな弱点を抱えていることになり、その克服が課題になるだろう。もはや「山本太郎商店」では すまない。

● 党のガバナンスでいえば、大西氏が今回の発言以前にも類似の発言をしていたことを支持者から知らされ、山本太郎氏は「知らされるまで気づかなかった。そのこと事態自分たちの管理能力が不足していたことを示すものとして認めざるをえない。申し訳ない」と謝罪していたことを付け加えておく。

● 今回の大西発言、もしれいわがお粗末な対応に終われば、れいわ支持者の中から、原点回帰をめざす新しい動きが出てきただろう。れいわ自身が、一人一党的な発想に立っているから。須藤元気氏も一人党というべき。だからポピュリスト運動は危ういと考えるのか、そこに新しい可能性があると考えるのか意見が分かれる。

● だから、もし山本太郎氏やその周辺が、レイシズムや優生思想、ファシズムを容認するような姿勢を見せれば(誤りを認めなければ)、支持者は批判して見限り、みずから新しい運動を起こせばいいと、私は思う。山本太郎氏自身ももし反ファシズムでまわりを説得できなければ、つまりファシストや右派ポピュリストに党を乗っ取られたら党から離脱し、一人に戻ってまた動けばいい。

11日

● 大西発言で重要なことが抜けていたので補足しておきたい。それは民族ヘイトと同様に、私たちは、優生思想が政治公共空間に出てくること自体を阻止しなければならないということである。それが野党側から出てくるほどおぞましいことはない。だからこれはたんなるれいわの内輪揉めを超え、すべての政治党派に問われる問題なのだ。

● 山口泉氏は、大西氏が4月開催の沖縄の講演会で選別の話を持ち出していたことを知り、その危険性を山本太郎氏宛のメールで複数回警告したが結局返信はなかったとのこと。党として要望やクレームをきちんと受け、手続きにもとづいて応答し、記録を残すことさえやれていない。公党として杜撰な運営と言わざるをえない。

● 山本宛メールが膨大で山口氏からの警告メールを見逃していたこともありえる。しかし山本氏個人が直接受けてる自体党運営として合理的ではない。要望受付の担当者をきめ、重要度で振り分けするなど効率的処理を図るべき。この当たり前のことさえできず、山口氏の警告を見逃したのは山本氏の責任というべきだ。

● 大西発言はパブリックなyoutube空間でなされたことに加え、発言内容それ自体がパブリック空間に流出し、拡散することを防ぐべきものであった以上、わいわ関係者、支持者に限らず、すべての市民がその政治的権利によって批判すべきもののはず。議論はれいわ内部でやるべきだ論はここで大きく間違っている。

● なので大西氏批判は、同時に、氏の選別発言を許してきたれいわの組織と運営のありかたにメスを入れることにならないと十分なものにはならない。

● 山口泉氏の大西つねき氏を批判したブログ記事にリンクをはっておく。各自読まれることをお勧めする

事は、もはや「大西問題」では済まない  ──山本太郎氏の党派の理念的自滅の危機〔前篇〕 「大西発言」の前史と現在 | 山口泉 精神の戒厳令下に
夜の言葉〔2020年7月9日〕事は、もはや「大西問題」では済まない ──山本太郎氏の党派の理念的自滅の危機〔前篇〕「大西発言」の前史と現在 以下に記す一連…
auroro.exblog.jp

● そうでしたか。山本太郎氏が沖縄での大西発言を既に知っていたとすれば、彼の責任は大きくなり、事態は深刻ですね。十数人以上のクレームさえ知らなかったという言い訳はさすがに通用しにくい。
引用ツイート

まあ
私も山口泉さんと同じように全く同じ内容のクレームをてるちゃんに話して、てるちゃんから党本部にクレーム入れた方が良いと言われて党本部にクレーム入れたよ。他にもTwitterで疑問質問苦言募集コーナーでは私もやけど、十数人位の人から同じクレームとキチンとつねき氏の事対応してって書いたよ。
午前9:08 · 2020年7月11日

● なるほど。来週の総会で大西氏処分が決まるようですが、その時、山本太郎氏本人の責任が明らかにされない限り、大西氏処分だけではれいわは前に進めないことになりますね

引用ツイート

まあ
そうなんですよ。だから何故今まで知らなかったと嘘つくのかな?と。あの時から知ってて放置したから大西つねきも図に乗って言動もエスカレートしたと思うしね。山本太郎さんも自分に都合悪い事にはダンマリなのか?って何回もクレーム書いたからお尻叩いてって言うのも嘘やん?ってその頃から思ってた

● 山本太郎氏やその周辺が、大西氏が以前の講演会で今回と類似の選別発言をしていたのを知らされながら放置していたとの支持者や山口氏の証言が出てきているので、支持継続を再び保留したいと思います。来週の総会で大西氏処分とともにれいわ自身のウミを出せるかどうかにかかるでしょう。

●大西氏の発言は、遺伝子交配によって価値ある人間を残そうとする優生学的なものじゃないから、優生思想とは呼べない、という見解が流れている。しかし国家が何らかの基準(遺伝子/生産性など)で人間を価値づけ、優れた人間を残し、無価値な人間は排除すべしとするものを優生思想と呼んでいいだろう。

● ある行為や政策が社会全体の利益になるかどうかを定量的に考えるのが功利主義でしょうが、生命の価値付けはそもそも定量化できないため功利主義の範囲外ではないかと思います。しかし、大西氏は老齢者の生命を選別(価値付け)し、先に「逝ってもらう」としているのです。
引用ツイート

Hosoda Naoki
今回の命の選別発言でに「功利主義」と記載されている方がいましたが、今回の発言より前から「功利主義」と指摘されている人がいますので、おそらく、そうなのでしょう。 しかし、狙いはともかく、命の選別がNGである事はかわりません。(批判する方も慎重な方は優生思想的と「的」をつけていますね)

● 功利主義からは、確かに「若者の時間を奪う」ことは社会全体に不利益をもたらすと考えることができるでしょうが、だからといって、その不利益を減らすために、老齢者を選別して先に死なせても良いという結論まで導けるものでしょうか?

12日
大西氏の考えが功利主義か、優生思想か、両者のハイブリッドかは議論の核心ではない。核心は彼が「国家(大西氏の言葉では政治)が、生命を価値付け、優劣をつけるべきだ」と考えていることにあり、この考え方が「国家は生命に対し生殺与奪の権力を振るっても良い」という極北の思想に接続しうることにある

2020/07/13